探偵と警察の違い
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探偵と警察では何が違う?どちらに相談すれば良い?
尾行や張り込みは、探偵も警察もどちらも行います。
しかし探偵と警察は異なる点が多数あります。
困ったときに探偵と警察、どちらに相談すれば良いのか考えましょう。
民事と刑事の違いがある
探偵と警察の違いを簡単にいうと「民事」と「刑事」です。
警察は刑事事件の場合に動きますが、いわゆる「民事不介入」の原則があり、民事事件では動くことができませんので、民事に関することは探偵が承っています。
民事事件とは簡単に言うと「犯罪ではない、人と人の間で起こるトラブル」であり、基本的に警察は関与しません。
刑事事件は犯罪が絡むときのことをいい、犯罪となると警察が動きます。
家出の場合は探偵に依頼
家族がいなくなったから探してほしいと依頼することがありますが、ただの家出であれば警察は基本動きません。
特に成人している家族が家からいなくなったということであれば、警察は動いてくれません。
例えば小さい子どもがいなくなり、犯罪に巻き込まれている可能性があるという場合は警察が動きます。
大人に誘拐されたかもしれない、もともと指名手配している犯人にさらわれた可能性があるなど、事件性がある場合は警察が担当します。
両親と喧嘩をした兄が帰ってこないから探してほしいと、弟が依頼をしたい場合は探偵にお願いする必要があります。
浮気問題は探偵の仕事
警察に話をしたものの民事になるので動けない、警察の担当ではないと断られた場合は探偵に依頼しましょう。
探偵に依頼するケースは多数ありますが、浮気問題に関しては探偵に依頼してください。
浮気は民事になるので、もちろん警察は関与をしません。
夫が浮気をしているかもしれないので調べてほしい、浮気相手がいるか証拠が欲しいといった場合は探偵の仕事となります。
ストーカーやいじめは探偵に相談
ストーカーやいじめに関しても、民事とみなされることが多く、動くなら探偵ということになります。
ストーカーがひどくなり、刃物を向けられたなど危険がある場合は警察が動くこともあります。
しかし基本的に警察は、事件が起こってからしか動きません。
そのため今度ストーカーの被害にあったらどうなるかわからない、対策を採りたいという場合は探偵に依頼しましょう。
自宅に防犯カメラが設置されているかもしれないなど、ストーカー被害を心配することがあります。
この場合も探偵の仕事で、防犯カメラが設置されていないか調べたり、盗聴器が仕掛けられていないか調べたりしてくれます。
いじめに関しても同様で、軽いいじめで身に危険性がない場合などは探偵の仕事となります。
探偵と警察が場合によっては協力
まずは探偵に依頼し、探偵に証拠集めをしてもらうのが一般的です。
ストーカー被害に遭っているので、ストーカーが防犯カメラや盗聴器を仕掛けていないか調べてほしいと探偵に依頼します。
そして探偵が証拠集めをし、依頼者に命の危険性があると判断した場合は警察に協力を依頼することがあります。
探偵だけでは手に負えず、殺傷事件に発展しそうなど危険だと判断したときは警察に話をします。
そして話を聞いた警察が、犯人に接触をはかり注意するなど協力して解決まで導くこともあります。
機会は多くありませんが、探偵から警察に協力を申し込むことがあるということです。
探偵はネットワークがありスムーズに動ける
全国にネットワークを持っている探偵事務所の場合、遠方での調査となってもスムーズに動いてくれるケースがあります。
お客様優先とさまざまな依頼を大切に扱ってくれる傾向もあり、依頼者によっていざという時に依頼できる存在ともいえるでしょう。
すぐに動けば小さいトラブルで済むかもしれません。
1日でも早い解決を願う場合も、いったん探偵に相談しましょう。