探偵成功率99.8%

探偵の調査成功率についてお話しします。

探偵の自社宣伝文句に「探偵成功率99.8%」等の数字を前面に掲げ、「依頼者の不安定な心情に確実な調査」を訴えかける探偵業者が存在します。

このような自社宣伝は正直なところ問題有りな宣伝であり、改善されることが法律上求められています。

探偵業法を理解し法律に従った業務を実施している探偵ならば、勘違いを招く表記を使用した集客が良心的では無く、トラブルの原因となる「説明不足」になりかねない表記は絶対に使用しないと言えるのです。

そもそも「探偵の実施する調査の成功率」が100件中99件以上が成功するなど現実に有り得ないパーセンテージであり、御相談から御依頼の段階で成功率を信じて調査を依頼した依頼人は「話が違う!失敗しないはずだ」との感情に陥ることでしょう。

このようなトラブルや問題を無くすため施行された法律が「探偵業の適正化に関する法律」であると言えます。

自ずと「探偵成功率99.8%」は宣伝として相応しくない表記であることが簡単に理解できる事でしょう。

安易にこのような表記を使用し「依頼人を集う」行為は「探偵として相談者や依頼人に対しての誠意に問題」があると思われても仕方ないのです。

「成功率」は誤解を招く

探偵が実施する調査の成功率が99.8%などあり得ない例えとして代表的なケースが「浮気調査」と言えるでしょう。

浮気調査は対象人物が「浮気している事実を証拠として取得すること」を目的に実施される調査と言えます。

当然ながら、浮気の事実が確認されない案件も中には存在し、依頼人の取り越し苦労の結果となることもあります。

この場合「依頼人が取得したい調査結果」を前提に依頼人が探偵に調査を相談し調査に着手したならば、探偵の成功率が99.8%との表記は大きな問題になるのです。

依頼人が欲している調査結果が成功と判断することが「依頼人の基準」となって調査に着手しているならば、調査結果が得られないケースは調査の失敗と判断されかねないのです。

探偵は多くの調査を手掛け、依頼人の為により良い調査結果を求め調査を実施します。

しかし、実施した調査で報酬を得る職業柄、依頼人の理解が必要となります。

調査結果が出にくい調査案件については、事前に想定される「結果に関わるリスク」を説明し納得していただいた上で調査に着手することが、探偵と依頼人のトラブル防止に必要事項であると考えるのです。

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